「
lawyer」は法律に関わる人全般を指す口語で、法律に関する相談、法廷で弁護するような人や弁護士資格を持たない法律家などを指し、具体的には弁護士・弁護人・法律家・法律研究者・検事(
prosecutor)などがlawyerと呼ばれる。アメリカで弁護士資格を持ってすべての弁護活動を行える日本の弁護士に近いのは「
Attorney」。lawyerは、アメリカ英語でも、イギリス英語でも同じように使われる。
また、イギリスやオーストラリアなどでは、弁護士の仕事は分業されており、大きく分けると事務弁護士(又は法務官)と法廷弁護士がある。事務弁護士は「
solicitor」と呼ばれ、法廷での弁論は行わず、法的アドバイスや法廷外の訴訟活動などの法律事務を扱う。一方、法廷で弁論する法廷弁護士は「
barrister」と呼ばれる。アメリカではこのような事務弁護士と法廷弁護士の区別はなく「Attorney」一本ということである。