色々な単語の「調べる」
examineは、ラテン語で「秤量」を意味する単語が語源で、はかりにかけて重さをはかるように何か目的があり、そのために詳細を注意深く調べる、詳しく見る、というようなもっと知るために吟味するニュアンスがある。そこから「調査する」「考察する」という意味となり、医師による検査や容疑者を調べるような場面から日常の一般的な場面まで広く用いられる。
checkは、信じていることやこうあるべきと考えていることが、本当にそうなっているかどうかを確認するニュアンス。例えば、"check the engine"と言うとエンジンが正しく機能しているかどうかを確認するまでにとどまるニュアンスであるのに対し、 "examine the engine" と言うとエンジンに問題がないか、あるとしたら何が原因かを見つけ出すように細かく調べるニュアンスがある。
surveyは、何かを調べるにあたり、アンケート調査など一般的に特定のトピックについて多くの人から情報を取得するような調査をすること。
inspectは、examineより範囲が狭く、ルール違反をしていないか故障や不具合がないかを判断したり発見したりするのを目的に、注意深く密接に、あるいは公式的に検査や点検するニュアンス。法律や犯罪などに関連した調査や、欠陥や問題発見のために直接見て確認する調査でよく用いられる。例えば、車の購入前や住居を借りる前に、その車や物件を確認するときは、examineよりinspectの方が的確。inspectの方が車がきちんと機能するか住居に問題がないかを細部まで注意を払って点検、審査するニュアンスがある。このようにinspectにはexamineより詳細に調べる意味合いがあるがscrutinizeほど強くはない。
より詳しく調べる場合には、
scrutinizeや
investigate、
inquireも用いられる。scrutinizeとinvestigateは「綿密に調査する」という意味があり、
scrutinizeは、細心の注意を払って何かを調査する中でも、特に対象が間違っていたり、よくないものであることを示すため、否定的に精査するニュアンスがある。
investigateは、精査する中でも特に事実や原因を究明する、事実にたどり着くために調査するというニュアンスがある。
inquireは、「問い合わせる」という意味で日常的に使われるが、より綿密に調べるような「探求する」という意味もあり、事実や解決策を見出すために様々な手段を使って情報を集めて調査するニュアンス。
他に、
studyは「研究する」という意味。辞書や専門書などで調べたり、それらを参考したりする場合には
consultを用いる。